むし歯治療などで歯を削った際、保険診療の場合、かぶせものや詰めものに使える素材が決められています。特に奥歯の方は銀歯しか選択肢がなく、どうしても目立ってしまう、歯茎が黒ずんでしまうという見た目上の問題がありました。

さらに、銀歯は金属アレルギーやむし歯再発のリスクも高いことがわかっています。

しかし、現在は歯科治療に使える様々な素材が開発されており、患者さんのご希望に合わせてお選びいただくことができます。一つひとつ特徴を踏まえてご説明させていただきますので、少しでも気になる方は、お気軽にご相談にお越しください。

※前から数えて4番目・5番目の歯は、保険診療でも銀歯ではなく白い素材が使えるようになりました。こちらに関してはセルージュデンタルでも積極的にご案内させて頂いております。

その名の通り、セラミックのみで作られています。透明感があり、ほとんど自分の歯と見分けがつかないくらい自然に仕上がります。

・見た目　☆☆☆☆☆
・変色　　なし
・耐久性　☆☆☆☆
・衛生面　☆☆☆☆☆

セラミックにプラスチック素材を混ぜたものです。オールセラミックと比べると若干色合いが劣りますが、比較的安価な白い素材として選択される方もいらっしゃいます。

・見た目　☆☆☆
・変色　　あり
（2〜3年で黄ばんできます）
・耐久性　☆☆☆
・衛生面　☆☆☆

人工ダイヤモンドと呼ばれるくらい丈夫な素材です。ジルコニアのみで使用する場合と、ジルコニアの周りにセラミックを焼き付ける場合があります。

・見た目　☆☆☆☆
（ジルコニアのみの場合は透明感がありません）
・変色　　なし
・耐久性　☆☆☆☆☆
・衛生面　☆☆☆☆☆

金属の周りにセラミックを焼き付けたものです。中に金属があるためオールセラミックと比べると透明感はやや劣ります。

・見た目　☆☆☆☆
・変色　　なし
（ただし歯茎が黒ずむ可能性はあります）
・耐久性　☆☆☆☆☆
・衛生面　☆☆☆☆