歯も、治療から予防の時代へ。
こんな心配ありませんか?
- むし歯で歯を削るのは避けたい
- 将来、入れ歯になりたくない
- 食べたいものを食べられなくなるのはイヤだ
- いつまでも健康でいたい
- 口臭には気をつけていたい
- 自分の歯を残したい
生活習慣病やがんなどにおいては、予防、そして早期発見・早期治療が重要だと言われていることをご存知かと思いますが、これは歯に関しても言えることです。実際にシニアの方に調査をしたところ、「もっと歯の定期検診を受けていれば良かった」と考えている方が多いことがわかりました。
食事は人生においてかなり重要な「楽しみ」の一つですが、歯を失うと満足のいく食事ができなくなり、生活の質が大きく低下してしまいます。そんなことにならないよう、今からできる予防をすぐに始めるようにしましょう。
自分の歯を大切に
歯を削った後や失った後に行うインプラント等の治療法もありますが、そこで使用する人工物は一生使えるというわけではなく定期的なメンテナンスが必要です。また、どんなに歯科医療が発達しても、やはり噛み心地で自分の歯に敵うものはありません。 どんな人工的な素材よりも、元々生えている歯が最も優れており、適切なお手入れをしていれば一生使い続けられます。みなさんもぜひ、「歯は悪くなったら治すもの」ではなく「歯は良い状態のまま維持していくもの」という考え方に切り替えていただければと思います。
歯を残すためにできること
永久歯は全部で28本あり、これをいかに残していくかが重要です。
スウェーデンは年に数回の歯科検診とクリーニングが義務化されている歯科医療先進国で、80歳の方の歯の平均残存本数は、なんと25本です。一方、日本はまだまだ予防への意識が低く、14本程度に留まっています。
歯を残すためには特別なことが必要というわけではありません。きちんと定期的に検診を受けて異常があればすぐに対処する、汚れや歯石はクリーニングで取り除く。こういった当たり前のことを積み重ねていくだけで、シニアの年代になった時に大きな差がつくのです。
セルージュデンタルクリニックの予防歯科
3ヶ月に一回はメンテナンスで通院しよう!
セルージュデンタルクリニックでは、一つの目安として3ヶ月ごとに予防でご来院されることを推奨しています(ただし歯の状態によってこの期間は変わります)。
通院するのが負担に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、実は歯が悪くなってから治療を受ける方が、時間的にも経済的にも負担が大きくなることがわかっています。
歯を残し、自分の負担を減らすためにも、きちんと予防を続けていくようにしましょう。
検診
むし歯や歯周病になっていないか、汚れはついていないか、噛み合わせに異常がないかなどを調べます。
クリーニング(PMTC)
プラークや歯石は、自宅の歯磨きだけでは取りきれないため、専用の道具を使ってきれいに除去します。また、着色汚れも取って歯の表面を磨いてピカピカの状態にしますので、見た目も歯が持つ本来の色になります。
フッ素塗布
フッ素は、歯の表面を硬い素材でコーティングするために必要な成分です。
これをクリーニングの後に塗ることで、むし歯や知覚過敏になりにくい歯にしていきます。
ブラッシング指導
定期的にクリーニングを受けるのはもちろん重要ですが、健康な歯を維持するためには毎日の歯磨きも欠かせません。
意外と磨き残しがある方は多いため、一人ひとりのお口の状態に合わせて丁寧にアドバイスさせていただきます。
シーラント
生え始めたばかりの歯は柔らかくむし歯になりやすい傾向にあります。そのため、奥歯にある溝を樹脂で埋めて、むし歯になりにくくします。こちらは主にお子さん向けの予防処置です。
歯周病について
歯は、歯茎ではなくその下にある骨によって支えられています。
その骨が細菌の毒素によって溶かされてしまうのが歯周病です。一度溶けた骨は基本的には元に戻ることはなく、進行すると一度に歯を複数失ってしまうこともあります。
歯周病は自覚症状なく進行していくことがほとんどで、歯がグラグラした時には既に手遅れということもたくさんあります。定期的に検診とクリーニングを受けていれば、歯周病のケアにもなりますので、今までむし歯にならなかった方も油断せずに予防を続けるようにしましょう。
むし歯と歯周病は原因となる細菌の種類が違うため、むし歯ゼロでも歯周病になってきれいなままの歯が抜けてしまうということは珍しくありません。